筋トレにはビタミンが重要!その理由や種類別の効果をチェック
筋トレをする体に必要な栄養素といえばタンパク質を思い浮かべる方も多いと思います。
トレーニングによって傷ついた筋肉を修復するためにはタンパク質は欠かせませんが、それだけでは十分ではない可能性があるんです。
実は、筋トレの効果を最大限に引き出すためには、ビタミンの摂取も見逃せません!
そこで今回は、筋トレにビタミンが必要な理由と、摂取することで期待できる効果を詳しく解説します。
タンパク質と一緒にビタミンもしっかり摂取して、効率よく筋トレの効果を高めましょう!
筋トレにはタンパク質だけでなくビタミンも大事!
筋トレ後といえばプロテインというように、トレーニングをする人にとってタンパク質は欠かせません。
人の体はさまざまな栄養素によりバランス良く整えられていますが、
人体の15〜20%はタンパク質からできています。
筋肉はもちろん、内蔵・皮膚・髪の毛を構成する栄養素としてタンパク質は重要な役割を担っており、
人の体にとって欠かせない栄養素と言えます。
日常生活を送る上で欠かせないタンパク質ですが、
筋トレを行う人にとってはより重要な栄養素です。
トレーニングを行い筋肉を使うと、その筋肉が一時的に壊れます。
壊れた筋肉を修復することを「超回復」と呼びますが、
この超回復時に効率良くこれまでよりも強い筋肉に修復するために、タンパク質が活躍するのです。
筋トレにビタミンが大事な理由
筋トレをする体にとってタンパク質以外にも非常に重要な栄養素が「ビタミン」です。
ビタミンには、健康を維持する機能や、骨や筋肉の成長を促して体を調整する働きが期待できます。
直接的にエネルギー源となったり体を構成したりする栄養素ではありませんが、
筋トレで壊れた筋肉を効率良く修復するためには欠かせません。
筋トレに重要なビタミンとその効果を詳しく解説!
一言に「ビタミン」と言ってもその種類はさまざまで、体に与える効果や影響も異なります。
筋トレにはビタミンD、ビタミンB1・B2・B6、ビタミンA・Eが特に重要です。
ここからは、それぞれのビタミンが筋トレに重要な理由とその役割を解説していきます。
含まれる食材も紹介するので、トレーニング期間中の食事や栄養補給として積極的に取り入れていきましょう。
筋肉の修復に貢献している「ビタミンD」
ビタミンDには、主に次のような効果が期待できます。
- 筋肉の修復を促進させる
- 体内でカルシウムを吸収することを促し、骨を増強させる
関節的にではありますが、ビタミンDが筋肉の修復促進に貢献しているという研究結果がされています。
「筋トレなのに骨?」と思う方もいると思いますが、
体の土台となる骨がしっかりしていないと効果的に筋肉を鍛えることはほぼ不可能です。
ビタミンDは日光を浴びることで体内で生成されますが、
より多くのビタミンDを摂取するためには食事からの摂取がおすすめです。
<ビタミンDを多く含む食品>
- あん肝・青魚・紅鮭・うなぎなどの魚類
- 肉類
- 卵
- まいたけ・しいたけ・しめじ・きくらげなどのきのこ類
エネルギー代謝をサポートする「ビタミンB1・B2・B6」
ビタミンB郡(B1・B2・B6・B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、
ビオチン)の中でも、筋トレに特に必要なのがビタミンB1・B2・B6です。
それぞれの役割は下記のとおりです。
- ビタミンB1:糖質をエネルギーに変換する
- ビタミンB2:脂質をエネルギーに変換する
- ビタミンB6:タンパク質をアミノ酸に変換して代謝をサポートする
ビタミンBの不足は疲労の原因となり、筋トレの邪魔をしてしまいます。
ビタミンBは水溶性で、体内に蓄積することができないため、
摂取量に気をつける必要はありませんが、一方でこまめに摂取しないとすぐに体内から排出されてしまいます。
<ビタミンB1を多く含む食品>
- 豚肉
- そば・玄米
- 枝豆や豆腐などの豆類
- ハム
- たらこ
<ビタミンB2を多く含む食品>
- 豚肉(特にレバー部分)
- うなぎ・鯖などの魚類
- 卵
- 牛乳・チーズなどの乳製品
- きのこ類
- 豆類
- のり
<ビタミンB6を多く含む食品>
- 赤身魚
- 脂身の少ない肉類
- バナナ・パプリカ・さつまいも
- 玄米
- 大豆
- くるみ
体の酸化を防ぐ「ビタミンA・E」
筋トレを行うと活性酵素が発生するため、抗酸化作用のあるビタミンAやビタミンEの摂取も欠かせません。
活性酵素を放置してしまうと体の酸化・老化につながるため、
筋トレ時に積極的に摂取したい栄養素です。
<ビタミンAを多く含む食品>
- レバー
- ほうれん草・人参・春菊などの野菜
- 卵の黄身
<ビタミンEを多く含む食品>
- アーモンド
- かぼちゃ・アボカド・赤ピーマンなどの野菜
- はまち
ビタミンの中でも、ビタミンB群・ビタミンCなどの水溶性のものは体内に蓄積することができないため、
一時的に大量に摂取しても意味がなく、日常的に摂取することが大切です。
筋トレ時にはタンパク質と一緒にビタミンも摂取しよう
筋トレ時に重要な栄養素としてタンパク質が挙げられがちですが、実は「ビタミン」も非常に重要な役割を担っています。
特に筋トレ時に積極的に摂取したいのは「ビタミンD」「ビタミンB1・B2・B6」「ビタミンA・E」です。
それぞれ摂取したい理由や効果は異なりますが、
どれも筋肉の修復や効率的に筋トレ効果を得るために欠かせない栄養素です。
トレーニング期間中には、タンパク質だけでなくビタミンも意識するようにしましょう。
筋トレ時の食事についてさらに詳しく知りたいという方は、
知識が豊富な専門家に相談してみることをおすすめします。
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