ホームジムで床が抜けた例や原因を参考に補強対策!
こんにちは!トレーニングマシンメーカー・ZAOBA(ザオバ)の上地です。
ホームジムと聞いたときに、自宅に設置するトレーニング器具の重さを考えると「床が抜けないかな?」と気になる方も多いですよね。
しっかりと床の補強を行えば、床が抜ける心配はなくなりますよ!
今回はトレーニング中に床が抜けたという事例とともに、床が抜ける原因や補強方法についてもご紹介します。
自宅でトレーニング安全に行うためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
ホームジムで床が抜けた例や、その原因をチェック!
まず最初に、ホームジムで使う器具の重さに耐えられずに、床が抜けてしまう可能性はほぼありません。
しかし、トレーニング中などにダンベルを落として床が抜けた・穴が空いたという事例は多いです。
床が抜けてしまった事例には、以下のようなものがあります。
- バランスを崩し、ダンベルを持ったままベンチから落ちて床に穴が空いた
- 限界までトレーニングをやり過ぎて力が入らず、プレートを床に落として穴を空けた
- トレーニング後に不安定な場所にダンベルを置いてしまい、落として穴を空けた
重いダンベルやプレートなどは、勢い余って床に落とすと穴をが空いてしまいます。
自宅の床が傷ついてしまうと修繕費用が高いため、金銭的にもダメージが大きいです。
床が抜けないように対策がしっかりと行えているか、以下の原因も確認してみましょう。
床の抜けてしまう原因
トレーニング中に床が抜けた・穴が空いた・凹んだ場合、原因はいくつか考えられます。
ホームジムを2階に設置している人や築年数の古い木造に住んでいる人は、とくに注意が必要です。
重たい器具が1ヶ所に集中している
一般の家庭では、建築基準法で人や家具などの重さを考えて、
ある程度の重さに耐えられるように想定して設計されています。
そのため、器具の重さに耐えられずに床が抜けてしまう可能性は低いです。
しかし、器具の重さが200kg以上ある場合には、1ヶ所に集中させてしまうと重さに耐えられずに床が凹むということは考えられます。
高負荷をかけるために必要なパワーラックやバーベルなどのトレーニング器具は、どうしても重くなってしまうので、
トレーニング中には自分の体重もプラスされることも考慮した対策が必要になります。
床の補強をしていない
どんなに気をつけていても、汗で手が滑ったり、
勢いをつけすぎしまうなど、誰でもダンベルやバーベルを落としてしまうことはあると思います。
床に補強がされていないと、落としたときの衝撃で床が凹んだり、穴が空いてしまいます。
床を補強しておくと器具を落としたときの床へのダメージを抑える以外にも、
凹みや傷予防にもなるので、しっかりと補強することをおすすめします。
器具の安全確認をしていない
ホームジムでは、自分で器具の安全対策を行わないといけません。
以下のような点で、定期的に器具の安全面について確認することが必要です。
- パワーラックやベンチがガタついていないか
- 組み立て式の器具などのネジは緩んでいないか
- バーベルやダンベルは、滑りやすいものではないか
ベンチなど体を支えてくれている器具がガタついていると、床が凹んだり傷つく可能性があります。
最悪の場合、バランスを崩して体ごと落ちてしまう可能性もあり危険です。
器具のチェックもしっかりと行いましょう。
器具を適切な場所に戻していない
トレーニングを終わったときに、疲れているとつい器具を放置してしまうこともありますよね。
器具を不安定な場所に放置してしまうと、ちょっとの衝撃で器具が落ちて床に穴が空いてしまう、なんてことも。
また、床に器具が散乱していると移動のときに足が引っかかり、
転倒などの思わぬ事故の可能性も考えられます。
そうならないためにも、器具は適切な場所に収納しましょう。
器具の数が部屋の広さに合っていない
トレーニング器具は数を増やしすぎてしまうと部屋が狭くなります。
狭い所でトレーニングすると、他の器具に当たってプレートやダンベルなどが落ちて床に穴をあけることも考えられます。
腕や足を伸ばしても壁や他の器具に当たらないように、
部屋の広さに合った大きさや数を揃えましょう。
ホームジムで安全対策がしっかりとできていると、
床への心配が少なくなり、よりトレーニングに集中することができますよ!
「ホームジムで床が抜けた!」とならないための対策もご紹介
ホームジムで「床が抜けた!」とならないようにするためには、
床に負担を掛けないように対策をする必要があります。
必要な床の強度や、床への負担を減らす方法をご紹介します。
どのくらいの強度が必要?
一般的な家では床の 「積載荷重」は、人や家具などを「1平方メートルあたり約180kg以上」載せることを想定して設計することが、建築基準法で定められています。
「積載荷重」とは、その場所が何kgまで重さに耐えられるかという目安です。
ホームジムと作る際に、この「積載荷重」に対して器具の総重量が超えないよう注意する必要があります。
しかし高負荷を与えるトレーニングでは、
トレーニング器具自体の重量と自分の体重も追加されるため、大幅に超えてしまうことがあります。
床の強度を保つために、床への負担を減らすような器具を配置するなど、
対策が必要になります。
床への負担を減らす床の補強方法
重量のある器具を設置するために、床の負担を減らす補強方法をご紹介します。①配置方法を考慮する
先に少しお伝えしましたが、部屋の1ヶ所に重さが集中してしまうと床への負担が大きくなるため、
柱や壁の近くに重量のある器具を配置するようにしましょう。
器具の中でも、とくに重量のあるのがパワーラックとバーベルやダンベルのセットです。
高重量のトレーニングをする人だと、バーベル総重量が150〜200kgを選ぶ人も多いと思います。
そうなると、パワーラックのセットだけでも総重量がかなり大きくなります。
また、ベンチプレスをするときには、パワーラックとセットでトレーニングベンチも使用しますよね。
使用頻度の高いものから配置を考え、使用頻度が低く重いものは部屋の端の方に設置すると、
床への負担を少なくすることができますよ。
②床の強度を上げる
ホームジムのために、床の補強工事を行うことで床全体の強度を上げる方法もあります。
とくに築年数が経っている場合や、床にきしみなどが出ていて構造に不安がある場合におすすめの方法です。
床の補強工事とは、床の下地全体を補強したり、
金属製の鋼製束などを使って床の強度を上げる工事のことです。
補強する広さによっても値段が変わるため、リフォームを行なっている業者に相談し、
床の補強が必要かどうか1度見てもらいましょう。
また、傷防止用のクッション材、コンパネなど木材の板、
ジョイントマットなどを使って自分で補強をすることも可能です。
③重さを分散させる
重量のある器具の重さを分散させることも、床の負担を減らすために必要な対策です。 重
量があるものを床に直接置いた場合、その部分に重さが直接かかり床が凹む原因になります。
器具の脚の下にコンパネなどの固い板を敷くことで、広い面積に重さを分散することができます。
ホームジムで床が抜けないためには補強が大事!
トレーニング中に器具を落とさないように気をつけていても、
高負荷をかける器具は重たいため、手が滑って落とす可能性もあります。
ホームジムで筋トレを思う存分楽しむためにも、床の対策をしっかりとして安心できる環境を作りましょう。
床の補強は工事を頼んだり、実際にジムで敷かれているラバーマットやジョイントマット、
傷防止用のクッション材、コンパネなど木材の板を使って自分で行うことも可能です。
床を傷つけないためには、より安全な器具を選ぶのもおすすめです。
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