ピラティスの器具の種類をチェック!マシンを使うメリットもご紹介
こんにちは!トレーニングマシンメーカー・ZAOBA(ザオバ)の畠山です。
ピラティスはマシンや器具がなくても行えますが、使うことでより効果を上げることができます。
マシンを使えば正しいフォームを保ちやすいなど多くのメリットがありますし、
負荷を強めたり柔軟性を高めるための器具も豊富にあるため、どんな種類があるのか興味を持っている方は多いのではないでしょうか。
ピラティスの教室を開く際にも、家ではなかなか使えない専用のマシンや器具があると、通うきっかけに繋がりやすいでしょう。
今回は、ピラティスのマシンや器具について、その種類や使うメリットを中心にご紹介します!
ピラティスの器具の種類で代表的なものを解説!
ピラティスの専用器具は小型から大型のマシンまであり、元々はリハビリテーションのために使われていました。
そのため、正しい姿勢を保つことができたり、適切な負荷をかけることができたりと、多くのメリットがあります。
メリットについては、後ほど詳しくお話しします。
では、さっそく代表的なピラティスの専用器具をご紹介していきます!
ピラティスの専用器具【マシン】
マシンと呼ばれる人気の専用器具は、大きさや用途など幅広いバリエーションがあります。
コンボチェアー(ワンダチェアー)
チェア部分の両脇に高さのあるハンドルが付いており、足を乗せて動かすペダルが付いたマシンです。
座ったままの動作はもちろん、ペダル部分に捕まってチェアに片足を乗せる動作や両足を浮かせる動作、
チェア部分に立ってハンドルを使って片足を上げるポーズなど、さまざまなエクササイズができます。
肩・腕のインナーマッスルや腹筋を鍛えたり、脚や股関節を強化したり、細かい部位を正確に動かせるため、
ピラティスの教室では「チェアコース」が設けられていることがあるほど人気です。
バレル
バレルは「樽」という意味で、樽を半分にカットしたようなアーチ状の器具です。
アークバレル、スパインコレクター、ラダーバレルの3種類があり、アーチ状の形状を活かし、背骨へアプローチする動きが得意です。
アーチ部分で背中を大きく反らせたり、ねじったり、丸めたりなど、バリエーション豊かに動かすことができます。
アークバレルは一番低くベーシックな床置きタイプで、スパインコレクターはアークバレルより高さを出した背骨を正す目的で使う器具です。
スパインコレクターはクジラのようなデザインをしていて、窪みにお尻を入れて背中を伸ばしたり、
座る形で両手・両足を伸ばしたり、横向きで片足を窪みに乗せてウエストを伸ばしたりなど、さまざまなポーズを安定させてとることができます。
この2つは幅をとらないタイプなので、ホームジムや、教室で1人1台を使うワークなどにも活用しやすいでしょう。
ラダーバレルはアーチ部分に高さを出してラダー(はしご)を付けたタイプで、
ラダーに捕まったり足を掛けたりして、よりバリエーション豊かな動作が可能です。
リフォーマー
身体を改善する(リフォームする)ために作られたマシンで、
べッドのようなフレームにフラットな台が設置されています。
キャリッジにはスプリングが取り付けられており、負荷も調節できます。
ヘッドレストやショルダーレストを使用して横になったり、
フットバーを押したり、ストラップを引っ掛けて身体を伸ばしたりなど、幅広い動作が可能です。
スプリングのバネの反動を利用できるため、体力に自信がない方や腰痛持ちの方でもスムーズに正しいフォームでピラティスの動きができるのも魅力。
身体に負担をかけずに、無理なくトレーニングが続けられます。
全身運動をしながらさまざまな筋肉にアプローチすることができ、
可動域を広げて柔軟性を高めたり、バランス感覚を養うワークも行えます。
また、僧帽筋・広背筋・脊柱起立筋など背筋を鍛える動作も行えるため、
姿勢が良くなるほか、美しい背中を目指すこともできますよ。
負荷を調整して強めのトレーニングも可能なので、初心者だけでなく、
本格的に引き締めたい・筋力アップしたい方向けにも使えるオールマイティなマシンです。
タワー付きリフォーマー
タワー付きリフォーマーは、ご紹介した「リフォーマー」の端にバー付きのタワーが備えられたマシンです。
バーに掴まって安定性のある動きができ、
四つ這い・膝立ち・立位など様々な姿勢でよりアクロバティックな動きが可能に。
リフォーマーよりもさらに幅広いレベルのエクササイズができます。
動作のバリエーションが豊富なため、ピラティスのスタジオだけでなく、
接骨院や病院、ジムなどでも活用されています。
キャデラック
キャデラックは、フラットな台の周りに天蓋のような金属のフレームが取り付けられており、
ストラップやバーなどが吊るされている大型のマシンです。
負荷をかけられるスプリングやプッシュスルーバー、ぶら下がれるバーや脚を吊るす台など、
さまざまな器具を付けることができ、上肢・下肢・体幹まで、あらゆる部位を鍛えられます。
キャデラックはトラピーズ(空中ブランコ)テーブルとも呼ばれており、
足や腕を引っかけて空中でのエクササイズも可能です。
初心者ももちろん使いやすいですが、ピラティス上級者向けにも満足できる一台といえます。
ピラティスの専用器具【 小型器具(道具)】
マシン以外にも、効果的なエクササイズが行える小型器具(道具)があります。
ホームジムでも気軽に取り入れることができ、数も揃えられるのでピラティスの教室で1人1つずつ利用することも可能です。
ピラティスリング(レジスタンスサークル)
ピラティスリングはリング型になっており、両サイドにハンドルのように持つ(または手足を支えられる)部分が付いています。
両手で持ったり脚で挟んだり、リングの反発力を負荷としてさまざまなエクササイズが可能です。
胸の前でリングを押して大胸筋に効かせたり、太ももに挟むことで内側の筋肉を鍛えたり、
両手で持って背中側に回し肩甲骨を伸ばしたり、目的にあわせた使い方ができます。
バランスボール
ピラティスではバランスボールを使うことも多いです。
不安定なボールの上でエクササイズすることで体幹が整い、インナーマッスルを鍛えることができたり、
バランス感覚やコントロール力を養うことができるなど、たくさんのメリットがあります。
ミニサイズもあるため、太ももに挟んだり、お尻の下に入れて寝そべったりなど、サイズによっての使い分けも可能です。
ピラティスバンド(フレックスバンド)
長さのある伸縮自在なゴムバンドで、身体を伸ばしたりポーズを安定させたり、さまざまな利用方法がありますが、
抵抗力を活かして負荷をかける目的でも使えます。
足の裏に引っ掛けて両手で持ち、弓のような姿勢を取ったりなど、
ピラティスのレッスンにもさまざまなアレンジで取り入れられています。
フォームローラー
筋膜リリースでも使われる円柱のポールで、ストレッチポールと呼ばれることもあります。
端に座ってその上に仰向けになると、背骨の意識を高めることができたり、肋骨が自然と広がって呼吸がしやすくなるなど、
ピラティスの動きに良い効果を与えるため、レッスンにも取り入れられることが多いです。
体の歪みも整えることができるため、自宅でも定期的に使うとより効果的です。
ピラティスの器具を使用するメリットもチェック
ピラティスはマシンや器具を使わなくても行えますが、活用することで初心者なら普段使わない部位をスムーズに動かすことができたり、
上級者ならより負荷をかけられるなど、多くのメリットがあります。
例えば、次のような良い効果があります。
- 正しい姿勢・フォームを保ちやすい
- 正しいフォームを維持することでケガを防ぐ
- 背骨や骨盤を正しい位置に戻すなど、身体を効果的に整えられる
- 身体への負担を最小限にして鍛えることができる
- 可動域を広げながら、細部の筋肉まで動かすことができる
- 体幹を強化しながら、さまざまな筋肉をピンポイントで鍛えることができる
- 負荷を調節し、インナーマッスルを自重トレーニングより深めることができる
マシンピラティスで姿勢が改善されれば、深い呼吸ができるようになり、
集中力を高めやすくなるメリットも。
さらに、マシンを使うと身体の負担を軽減できるので、
無理をせず鍛えることができ、ケガの防止にも繋がります。
自重トレーニングより体幹を強化しやすいため、代謝が高まり、
脂肪が燃焼されやすくなるなど、ダイエット効果もより期待できるでしょう。
ピンポイントで狙った動きもしやすいため、引き締まったメリハリのあるボディラインも作りやすくなります。
また、マットだと意識しないと途中でポーズを緩めてしまいがちですが、
マシンなら負荷を高めて効率良く鍛えることが可能です。
PIVOTが展開するピラティスの器具もご紹介!
トレーニングマシンを開発・販売するZAOBAのブランド「PIVOT(ピボット)」でも、さまざまなピラティスのマシンや器具を揃えています。
おすすめの商品を、いくつかご紹介しましょう。
クリニカルウッドリフォーマー
スライドするフットバーが特徴的な、置くだけでもおしゃれなブラック×木製のリフォーマーです。
身体のサイズやフィットネスレベルにあわせて調節することができ、子供からアスリートまで幅広く使うことができます。
ストラップ(紐)の高さ・長さ、ヘッドレストやフットバーの角度、ヘッド部分(キャリッジ)の可動域、スプリングによる負荷を調節可能です。
サイズはW685×L2,285×H390(mm)で、ボックス、ジャンプボード、プラットフォーム2種類も付属しています。
ハーフタワー
リフォーマーに装着する、シルバーのハーフタワーです。
ベーシックウッドリフォーマー用とクリニカルウッドリフォーマー用の2種類があります。
プッシュスルーバーやロールダウンバー、スプリングフックなどを取り付けることができ、エクササイズのバリエーションが一気に広がります。
サイズはW625×H1,980(mm)とハーフタイプで大きすぎないため、導入もしやすいでしょう。
キャデラック
木のぬくもりにこだわったザオバオリジナルのキャデラック。
サイズはW685×L2,285×H545(mm)と大型です。
高級木材を使用しており、リフォーマー同様おしゃれなデザインも魅力です。
バーやスプリング、脚を置く台など、さまざまな付属品によって、バリエーション豊かにピラティスの動作が叶います。
コンボチェアー
木製にブラックの座面のコンボチェアー。
椅子の両端に高さの調整可能なハンドルがあり、足元には可動性のペダル(スプリング付)が設置されています。
バリエーションに富んだ動作が可能で、リフォーマーより安定性が低くなっていることで、難易度の高いエクササイズも叶います。
サイズはシートがW600×L350(mm)、ベースがW610×L770(mm)です。
設置面積が小さく持ち運びや移動がしやすいのも魅力といえます。
ラダーバレル
アーチ状の形状を活かして背骨を整えるエクササイズが可能なバレル。
高さのあるアーチに、ラダー(はしご)が付いたラダーバレルは、バレルの中でも動きのバリエーションが豊富です。
PIVOTのラダーバレルのサイズはW830×L1,210×H970(mm)。
脊柱にフィットする曲線、シートの柔らかさにこだわって作られています。
気になる商品があれば、お気軽にお問い合わせくださいね!
ピラティスの器具の種類は豊富!目的にあわせたチョイスを
元々はリハビリテーションのために使われていたところから始まった、ピラティスのマシン。
マシンを使えば正しい姿勢やフォームを保ちやすく、
背骨や骨盤、体幹を効率的に整えられるなどメリットが多いため、ピラティスの教室でも多く取り入れられています。
代表的なマシンには、リフォーマー、タワー付きリフォーマー、キャデラック、バレル、コンボチェアーなどがあります。
また、ピラティスリングやバンド、バランスボールなど、
気軽に購入できる小型の器具(道具)も豊富です。
負荷を強めたり、柔軟性を高めたり、ピンポイントな部位に効かせたり、
自重でのトレーニングよりも効果的に行えます。
今回ご紹介したマシンや器具をぜひ探してみてくださいね。
ZAOBA(ザオバ)は、さまざまな人に安心して使用してもらえるトレーニングマシンを提供しています。
ピラティスのマシン・器具に興味のある方はぜひチェックしてみてください!