オリンピックシャフトとは?その特徴や種類、選び方をチェック!
こんにちは!トレーニングマシンメーカー・ZAOBA(ザオバ)の上地です。
オリンピックシャフトの購入を検討しているものの、自分にあったものがわからず悩んでいませんか?
オリンピックシャフトは、実はトレーニング目的に応じて選び方が変わり、
購入前にかなりチェックすべきポイントがあります。
今回は、そもそもオリンピックシャフトとは何かについて解説した後に、
オリンピックシャフトの選び方を基本編と細かなポイントに分けて解説します。
オリンピックシャフトとは?種類も確認!
オリンピックシャフトは、そのバーベルの一種です。
握る部位をシャフト、プレートを付ける部位をスリーブといいます。
トレーニングの機材において最も汎用性が高く、多くのトレーニング施設やホームジムで採用されています。
さらに詳しく説明すると、バーベルにはストレートバー、EZバー、
ヘックスバー、トライセプスバーなど様々な形状があり、
その中でもっとも一般的で使用用途が広いのがストレートバーです。
そのストレートバーをさらに分類したのが「スタンダードシャフト」と「オリンピックシャフト」の2つです。
オリンピックシャフトはスリーブの径が50mm、重量は20kg、
長さ220cmのバーベルシャフトで、シャフトの太さは29mmと28mmの種類があります。
主にジムでおいてあるバーベルは、径28㎜のオリンピックシャフトです。
もう1つの種類「スタンダードシャフト」との違いも確認!
スタンダードシャフトは、シャフト・スリーブがオリンピックシャフトより細くなっていて、
120cm〜と長さも短いものが多く、重さも10kg前後で軽いものが多いです。
長さが短い分、ご自宅の限られたスペースでトレーニングが出来る点は優れていますが、
強度が低かったり、シャフトが短いためラックによっては使用できない等のデメリットがあります。
また、スタンダードシャフトは耐荷重量が低く高重量トレーニングが難しいため、
本格的なトレーニングを希望される場合は不十分な可能性があります。
そのため、ホームジムを検討されている場合にはオリンピックシャフトがおすすめです。
ただし、オリンピックシャフトと比較するとスタンダードシャフトは数千円~数万円くらいと安価です。
まずは安く抑えて始めたい方は、スタンダードシャフトでも良いかもしれません。
オリンピックシャフトを選ぶポイントとは?
選ぶ基本のポイントとして、1番はサイズです!
オリンピックシャフトの28㎜はウェイトリフティング、29㎜はパワーリフティングに向いています。
28㎜は29㎜と比較して断面積が狭いため、しなりが大きいです。
しなりが大きいとデッドリフトやクリ―ンのようなクイックリフト種目の際に引き上げがしやすくなります。
一方で29㎜はしなりが少ないため、余分な負荷がかかりづらく、
ベンチプレスやスクワットなどに向いています。
パワーリフティングの公式競技では29mmが一般的に使用されるため、
競技者の方は29㎜に慣れていることでしょう。
また、重さは基本的に20kgが多いですが、15kgまたは10kgの長さが短いタイプのオリンピックシャフトもあります。
女性や初心者、部屋やスペースが狭いといった場合には、
20kg以下のものもオススメです。
ただしスリーブもしくはシャフト部分が短くなり、
付けることが可能なプレート数が減るということも覚えておきましょう。
ZAOBAの扱うオリンピックシャフトは、IPF(国際パワーリフティング連盟)、JPA(日本パワーリフティング協会)、
IWF(国際ウェイトリフティング連盟)の規格に準拠したものを取り揃えています。
このような規格に準拠しているかという点も、選ぶ際のポイントとすると安心でしょう。
オリンピックシャフトを選ぶポイントとして、さらにここをチェック!
オリンピックシャフトを選ぶポイントをさらに細かく分けると、スリーブの長さや回転機構、
ローレット(スリーブよりも内側に施されているギザギザの部分)の特徴、引張強度、スリーブの防錆加工などさまざまです。
選ぶ際のポイントとして、それぞれについて解説していきます。
スリーブの長さや回転機構
スリーブの形状はどれも一緒ではなく用途によって多少違います。
スリーブが長いほど多くのプレートが装着できるため、
競技用途のオリンピックシャフトはスリーブが長く作られていることがあります。
また、スリーブ内部にはベアリングやブッシングといった回転機構が備わっています。
スリーブの回転には、ボールベアリング式、ニードルベアリング式、ブラスブッシング式があり、
ボールベアリング式は重量挙げには適していますが、通常のウェイトリフティングには回転が滑らかすぎて不向きです。
ニードルベアリング式、ブラスブッシング式の使用感は同じですが、
耐久性にすぐれ、パワーリフティングの国際大会にも使われています。
ローレットの特徴
ローレットとはスリーブよりも内側に施されているギザギザの部分で持ち手の部分として滑り止めなどの役割を担っています。
バーを握る幅の目安としてローレットの部分に81cmラインという印があるのですが、
このラインがあるかも選ぶ際のチェックポイントです。
また、メーカーによってローレット加工は違いがあり、メーカーによっては無加工のものもあります。
ローレット加工が施されているものを選ぶと良いでしょう。
引張強度
引張強度とは、オリンピックシャフトの耐久性の指標です。
簡潔にいえばギリギリ壊れない荷重の数値です。
大手のフリーウェイトメーカーのオリンピックシャフトは必ず引張強度を測定しており、
19万PSI〜22万PSIの間に収まるものが大半です。
引張強度の数値が高い製品は「硬度」が高いことを示しています。
スリーブの防錆加工
オリンピックシャフトは錆防止で表面にさまざまな加工を施しているのですが、
防錆加工により耐性やグリップ感が変わります。
ここでは代表的な防錆加工である3つを紹介します。
人間の皮脂や滑り止めに使用する炭酸マグネシウムは、
シャフトにとっては錆の原因になります。
もっとも錆に弱いのは、表面加工のされていない「ロウスチール」です。
しかし、もっとも手になじみやすくグリップ感があります。
見た目がシルバーの綺麗な光沢を持つのが「硬質クロム」です。
長期間見た目の美しさを保つことをできるため、多くのメーカーのオリンピックシャフトに使用されています。
ツルツルしてグリップ感はやや弱いものの、手触りが優しい特徴があります。
「セラコート」は、防錆性が非常に高く、耐腐食性能があります。
またグリップ感も良好です。
バーベルを買うならオリンピックシャフトがおすすめ
バーベルにはストレートバー、EZバーなど複数の種類があり、
ストレートバーはスタンダードシャフトとオリンピックシャフトの2つがあります。
オリンピックシャフトはスリーブの径が50mm、重量は20kg、
長さ220cmのバーベルシャフトで、シャフトの太さは29mmと28mmの2種類です。
スタンダードシャフトは、シャフト・スリーブが細く長さも短いものが多いため、強度が低かったり、
シャフトが短いためラックによっては使用できないなどのデメリットがあります。
また、高重量トレーニングが難しいため、ご自宅でも本格的なトレーニングが行いたい方は、オリンピックシャフトから揃えると良いでしょう。
また、オリンピックシャフトにもウェイトリフティング向きの28mm径と、
パワーリフティング向きの29㎜径があります。
まずはトレーニングの目的に応じて選んでみましょう。
ZAOBA(ザオバ)ではIPF(国際パワーリフティング連盟)、JPA(日本パワーリフティング協会)、
IWF(国際ウェイトリフティング連盟)の規格に準拠したオリンピックシャフトを取り揃えています。
本格的な筋トレに興味のある方は1度チェックしてみてくださいね!